雲海とは
筆者が6年越しで見た雲海

この写真は私が2017年に当時の古いiPhone(iPhone6の時期かな?)で撮ったベストショットです。
古いiPhoneながらも我ながらポスターのような写真だと今でも自画自賛しています。
そして今ならもっと良い写真が撮れるのでは…なんて考えたり。
最初からこんなことを言うのも気が引けますが、この雲海に出会えるまで6年かかっています。

6年かけて見た雲海は忘れられない絶景でした!!
何度もトマムへ足を運び、早起きしては雲海の発生状況を確認し…
そもそも年に一回程度しか行けないのでその時に雲海が発生するとも限らないんですよね。
6年越しの、もはや執念の中見た雲海は本当に絶景でした。
雲海のために長期休みを取れる方は別として…
色んな条件が重なり、更に運も持ち合わせていないと見られない絶景。
またあの景色を見たいと思い、少しでも可能性を高めるべく雲海の発生条件を調べてみたのでシェアしたいと思います。
そもそも雲海とは?
雲海(うんかい)とは、山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲を海に譬える気象景観。山で見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって霧、層雲が広域に発生する自然現象による。
引用元:ウィキペディア
雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。
海外では「sea of clouds」と言われるそうです。
海外の雲海、見てみたい!!肉眼で!!
雲海の発生条件
場所
- 山間部、盆地→発生した霧が溜まりやすい
- 海、湖→湿った空気が入りやすい
これらを見下ろせる場所が観測スポットとなる
季節
- 春先から秋→寒暖差が大きく、放射冷却が起こりやすい
地域差はあるが、放射冷却が起こりやすい秋が発生確率が一番高い
気候
- 夜間晴れている→放射冷却が起こりやすい
- 大気が安定している→暖かい空気が水蒸気を含んだ空気を閉じ込める
- 風がない→風が強いと霧や雲海が流れてしまうため
- 雨上がりなど→空気中に水蒸気が多く含まれている

難しい~!!
こんなにたくさんの気象条件が重なって雲海が発生するんだね…!!
気温
- 日中と夜間の気温差がある→一般的に10度以上の差
※空気は暖かいと水分を含む性質のため、昼に水分を含んだ空気が夜冷えることで水蒸気ができあがり雲海が発生しやすくなる
この「気温差」の部分でも春と秋が当てはまりますね
時間帯
- ズバリ明け方!
夜明け前から日が昇る時間までが雲海を見るのに適した時間帯です。
日が昇り始めると地面が温まり徐々に雲海が消えていくため、早めに観測地点に行くことをおすすめします。

雲海×日の出を見るためには夜明け前に行動!
北海道の雲海スポット
トマム

北海道で雲海が見たいならまずはトマム。
施設の充実はもちろん、地形的に3種類の雲海が発生するため夏でも雲海を見られるチャンスが多いのも特徴。
毎日「雲海予報」が出ています!
筆者が雲海を見に通ったのもトマムです。
雲海を見るために作られた展望台やゴンドラがあるのでおすすめ。
宿泊・日帰り共にゴンドラ料金を支払えば山頂へ行けます。
ゴンドラ料金(2022年6月現在)
日帰り | 大人 1,900円、小学生 1,200円、ペット 500円 |
トマム ザ・タワー 割引 | 大人 1,520円、小学生 960円 |
障がい者 割引 | 大人 1,520円、小学生 960円 ※障がい者手帳をお持ちのご本人と介護者1名に適用 |
雲海シーズンパス | 大人 5,000円、小学生 3,000円、ペット 1,000円 |
施設詳細・雲海予報は下記公式HPをご確認ください。
>>星野リゾート トマム 雲海テラス
屈斜路湖
屈斜路湖はなんと一年を通して雲海の発生があり、7月~8月の夏期に雲海が見られる確率が60%以上!
なかでも「津別峠展望台」は標高947メートルまで車で行けることもあり人気のスポット。
「雲海ツアー」があるようで筆者も次はここで雲海を見たいと計画中です。
摩周湖
そして屈斜路湖のお隣摩周湖。
「霧の摩周湖」と言われる摩周湖はその名の通り霧が発生しやすいんです。
発生確率が高いのが6月~9月。
第三展望台では運が良ければ屈斜路湖と摩周湖の「ダブル雲海」なるものが見られるそうです!!
後利益がありそうでぜひとも見てみたいです。
きじひき高原
アウトドア派の方におすすめなのが北斗市にあるきじひき高原。
雲海発生時期は春先の5月~6月・9月で朝8時頃~10時頃がタイミング。
きじひき高原のおすすめポイントはキャンプ場があること。
雲海のために長距離移動をして、早朝から雲海の発生を待つのってなかなか大変なんですよね。
子供を連れていると尚更…。
きじひき高原なら前日からキャンプを楽しみ、運が良ければ翌朝雲海が見られるのでスケジュールや体力的にも無理なくチャレンジできそう。
まとめ
今回は雲海についてのお話でした。
北海道の雲海は夏場でも見られる地域が多いですが、夜中から早朝は冷え込みますので是非暖かい服装を準備して行ってくださいね。
様々な要因が揃ってやっとみられる雲海、人生で一度は見る価値ありです!
運よく見られたときは感動もひとしおです。
また雲海観測にチャレンジ予定ですのでその時は改めてレポします!
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